創業の地 東京・銀座で、伝統を守り続けている「資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ」。
「ソーダファウンテン」からはじまった資生堂パーラーですが、近年は季節ごとに変わる旬のフルーツを使ったパフェを目当てに足を運んでくださるお客さまも多数いらっしゃいます。
透明なグラスに、フルーツやアイスクリーム、ソースが盛り付けられた美しい姿は、多くのお客さまを魅了してきました。
美しいパフェを創り上げるのは、「銀座本店サロン・ド・カフェ」のデザートやドリンクメニューを統括する飲料長の橋本和久。
ひとつひとつのパフェにどんな想いを込めているのでしょうか。
「パフェは完璧を意味する“パルフェ”や“パーフェクト”が語源であるという説があります。資生堂パーラーのパフェは透明なグラスに入っていますよね。上から下まで、どの角度から見ても美しくなくてはいけない。“パーフェクトデザート”としての魅せ方を常に意識しています」。

ゼリーやアイスクリーム、ソースを事前に仕込み、いかにそれらを美しく盛り付けられるかという技量が問われるパフェの工程。
「どのような食べ方をしても美味しいように味の構成を仕立てるのは大変ですが、それもパフェならではの魅力だと思います。過去の経験やイメージから試作して、何度も繰り返すことでパフェのレシピが完成します」。

お客さまの思うままにパフェを楽しんでほしいという橋本。季節ごとに旬のフルーツを味わえるパフェを、心を込めて作り続けてきました。その想いが伝わり、今では多くのお客さまに愛されるお店になってきたと感じているそうです。これからもお客さまに愛されるパフェを作り続けていきたいといいます。
「厨房でパフェを作るときも、直接顔は見えませんがお客さまのことを考えながらパフェを作っています。お客さまごとに想いは違っても、パフェを食べ終わったあとはすべてのお客さまに幸せな気持ちになってもらいたい。『資生堂パーラーに来たら絶対に美味しいものが食べられる!』という信頼は、絶対に守らなくてはならないと思っています」と、橋本は笑顔で話します。
お客さまの信頼のために、変わらない美味しさを守り続ける。
資生堂パーラーは、今日もお客さまのために心を込めてパフェを作っています。